支部報『しらこばと』2005年11月号から


大宮駅東口7番バス乗り場から、大01、大02、大02-2系統で約20分。「さぎ山記念公園」下車。ダイヤ問い合わせは、国際興業さいたま東営業所(TEL 048-812-1577)または、こちらから「駅から探す」→「大宮」→「7」と進んでください。
駐車場あります。
          

さいたま市緑区南部領辻・上野田 さぎ山公園管理事務所048-878-3656

私の遊び場・マイフィールド
   見沼自然公園とその周辺

                       工藤洋三(さいたま市)
   自宅近くにも一部広がる見沼田圃は、首都圏近郊に残された貴重な緑地空間として存在をしております。昔懐かしい風景もまだ随所に残されていて、水辺、林、草地と、その環境は多様性に富み、多くの鳥たちを観察できます。その一角をマイフィールドとして記録を始めてから10年余りが経過しました。以下その記録を思いつくままに記してみます。 

 探鳥コースは

 さぎ山記念公園を出発して東へ進み、由緒ある深井家長屋門前を通り見沼代用水東縁に出て、野田小学校→五斗蒔橋→鷲神社→総持院→総持院橋から、みどりのトラスト保全1号地(国昌寺裏斜面林)を通り加田屋川に出てそれを北上し、見沼自然公園を経由して出発点へ戻ります。ゆっくり観察しながら約2時間30分程のコースです。

 フィールド日記より

 抜粋したフィールド日記でコース案内とします。少しでも見沼田圃のイメージを感じていただけたら幸いです。(季節順)

1992年3月28()曇 観察種33
 桜の蕾もふくらみ、咲き始めた木もある。曇り空だが暖かな午後だった。
 ツバメ、イワツバメ、コチドリ今期初認。コチドリ、クサシギ、タカブシギがスコープに一緒に入る。加田屋川でカワセミ(♂)1羽出現。

1994年6月5日()晴 観察種21
 緑が濃くなりフィールドは夏模様。ほぼ田植えも終わり、早苗がきれいに植え揃った。見沼自然公園近くでカッコウ2羽が、高原のさわやかを感じさせる程に気持ち良く鳴いていた。ムクドリの親子づれが多く、フィールドはにぎやかだった。

1993年8月1日()晴 観察種21種
 例年になく長い梅雨が明け、朝からむし暑い。総持院近くでムクドリの群れの中に、コムクドリ3羽を見る。もう渡りのシーズンが始まったのか。一服の清涼剤となった。
 ムクゲの花がやさしげに咲き始めた。大いに汗をかく。

1992年9月13()晴 観察種20
 今日はサシバの渡りを期待して8時頃自宅を出る。期待通り見沼自然公園上空に4羽出現。輪を描きながら上昇気流に乗る様子は見事だった。マガモ、クサシギ出現。
 あちこちで、モズの高鳴きあり。鳥たちで季節の変化を感じた日だった。

1993年10月11日(日)快晴 観察種23種
 さぎ山記念公園の広場でコサメビタキ1羽、深井家長屋門前でエゾビタキ1羽が出現。当フィールドでは初認。他にショウドウツバメの渡りあり。今日は素晴らしい秋晴れの日で気持ち良く遊べた。

19941211()曇  観察種38
 昨夜来の強風で木々もすっかり落葉し、鳥たちを見やすくなった。さぎ山記念公園近くでアカゲラ、鷲神社でルリビタキ♂♀各1羽。シロハラ1羽、国昌寺南側の湿田でタゲリ12羽出現。寒かったが、収穫の多いフィールド行だった。 

 最近顔を見せなくなった鳥たち

 参考までに、最近顔を見せなくなった鳥たちの年度別の観察回数を記してみます。
クサシギ 1992年9回、1993年7回、1994年5回、1995年3回、1996年1回、1997年以降観察なし。
タカブシギ 1992年8回、1993年4回、1994年6回、1995年2回、1996年以降観察なし。
イソシギ1992年6回、1993年7回、1994年5回、1995年2回、1996年2回、1997年2回、1998年以降観察なし。タシギ 1992年7回、1993年9回、1994年6回、1995年4回、1996年3回、1997年1回、1998年3回、1999年2
回、2000年3回、2001年1回、 2002年以降観察なし。

シラコバト1992年7回、1993年4回、1994年観察なし、1995年1回、1996年以降観察なし。

 見沼自然公園完成後の鳥たちの変化は

 1994年に見沼自然公園が開設され、それまでの水辺環境は見沼代用水東縁、加田屋川、さぎ山記念公園の釣堀池だけでしたが、自然型公園の池が出来た事により、水辺環境が大きく広がり、カモ類を中心に新たに9種が観察されました(工事中の池での観察も含む)。また、バンの繁殖も確認できました。
 マガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、バン、オオバン、カイツブリ

 12年間に観察された鳥たちは90種

 1992年から2003年までの12年間に観察された鳥たちは90種(4ページ参照)に及びます。この間を振り返って見ると個人的な印象として、観察種類数に余り変化が無いものの、個体数の減少を感じます。これからも、このフィールドを私の大事な遊び場として楽しみながら観察を続けて行こうと考えています。ここで過ごす時間は、私にとって至福の時です。

見沼自然公園とその周辺で観察された野鳥
(1992年〜2003年) 春3.4.5月 夏6.7.8月 秋9,10.11月 冬12.1.2月

 

種類

 

種類

1

カイツブリ

46

カワセミ

2

カワウ

47

アリスイ

 

 

 

3

ヨシゴイ

 

 

 

48

アカゲラ

 

 

4

ゴイサギ

49

コゲラ

5

アマサギ

 

 

 

50

ヒバリ

6

ダイサギ

51

ショウドウツバメ

 

 

 

7

チュウサギ

 

 

 

52

ツバメ

 

8

コサギ

53

イワツバメ

 

9

アオサギ

54

キセキレイ

 

 

10

オシドリ

 

 

 

55

ハクセキレイ

11

マガモ

 

56

セグロセキレイ

12

カルガモ

57

タヒバリ

 

13

コガモ

 

58

ヒヨドリ

14

オカヨシガモ

 

59

モズ

15

ヒドリガモ

 

 

60

ミソサザイ

 

 

 

16

オナガガモ

 

61

ルリビタキ

 

 

17

ハシビロガモ

 

62

ジョウビタキ

 

18

ホシハジロ

 

63

ノビタキ

 

 

 

19

キンクロハジロ

 

64

アカハラ

 

 

 

20

オオタカ

65

シロハラ

 

 

 

21

ハイタカ

 

 

 

66

ツグミ

 

22

サシバ

 

 

 

67

ウグイス

 

23

チョウゲンボウ