支部報『しらこばと』2005年2月号から


              

浦和駅西口から桜区役所・大久保浄水場方面行きバスは、
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さいたま市桜区 公園管理センター 048-865-7966






ピンポイントフィールドガイド 

秋ヶ瀬公園・子供の森

海老原美夫(さいたま市)

さいたま市の西端、荒川河川敷内に秋ヶ瀬公園があります。いくつかの探鳥地ガイドでも紹介されていますし、「色つきの小鳥たち」が見られることで人気の場所です。自転車で30分の位置に住んでいる筆者が、子供の森だけに絞って、最近の情報でご案内します。 

秋ヶ瀬公園の場所は

 浦和駅西口から桜区役所・大久保浄水場方面行きバスで約15分「道場」で下車。バス道路はそこから右にカーブしていますが、進行方向に直進する道路を西に進めば、荒川の土手が見えてきます。土手に上がって左手に見えるのが子供の森です。
 浦和駅・志木駅間のバスで「さくら草公園」下車、公園道路を北に歩いてたどり着くルートもあります。
 車で行く方は、地図などをご覧ください。秋ヶ瀬公園は羽根倉橋と秋ヶ瀬橋の間です。北の部分、羽根倉橋側に「ピクニックの森」があり、それより南、ふたつの橋の中間くらいに位置するのが、「子供の森」です。

春の旅鳥
 
 2004年は2月初めにヒレンジャクが飛来、NHKで放送されたものですから、3月7日の日曜日には100人以上が集まる騒ぎになりました。その現場が@のヤドリギの丘です。カメラマンたちが小さな水場を作り、降りてくるのを待っていました。
 あまりの人数におそれをなした私はさっさと逃げ出し、別の日に、Dの位置から、東側の森のキヅタの実を食べに来るのをじっくり撮影しました。3月中ごろが、安定的に10羽以上見られるピークで、4月中ごろが最後でした。
 ヤドリギの丘の裏側、Aの位置のキヅタの実を食べている年もありました。北側駐車場近くの木の新芽を食べていたこともあります。まれにキレンジャクが混じります。
 ウソは来ない年もあります。2002年1月にはD付近の桜の花芽を食べながらしばらく滞在しました。アカウソ♂2羽、♀1羽でした。

春と秋の旅鳥

 

 2004年秋のキビタキは例外的と言っていいほど数多く、森の全域で見かけました。9月末から姿を見せ、10月中ごろがピークでした。この写真は、複数のオス・メスが周囲を飛び回っている中、Iで撮影しました。11月に入ってもまだいましたが、気温が下がると、さすがに姿を消しました。
 春は4月20日頃から連休頃にかけて滞在します。2003年4月23日の探鳥会では、Hの位置のゴミ捨て場付近で見ることができました。 
 オオルリ
はキビタキと同じ様な時季に立ち寄ります。森のどこでも、可能性があります。2004年4月25日の探鳥会ではBの林で多くの人が楽しみました。個人的に見かけることが多いのは、H付近です。秋の渡りの時は、半分茶色のオス若鳥に出会うこともあります。 
 サンコウチョウ
の情報は、年に2〜3件聞く程度だったのが、2004年は春・秋ともかなり長い期間にわたって多くの情報がありました。と言っても、実際に見られた人は、1日に数人程度、行けば誰でも見えるというものではありませんが。秋はオスの尾も短くなっています。
 私が見たのは、ヤドリギの丘の裏Aの林、Dから見た北と東の林、Eの林などです。キビタキやオオルリより遅い時季に現れます。グイグイッという地鳴きを目当てに探します。素早い動作で、ひらっと林の奥に消えていきます。 ミゾゴイはまれに情報がありますが、なかなか見ることができません。私は2004年10月20日に、Iの更に北側にある林で撮影したのが、ここでは唯一の例です。 

秋の旅鳥

 秋だけ、9月中ごろから10月中ごろまでに立ち寄るエゾビタキ・サメビタキ・コサメビタキのいわゆる「ヒタキ3兄弟」も見逃せません。Dの枯れ木あたりが一番探しやすいでしょう。胸の模様だけではなく、後ろから見える風切の羽縁の色なども手がかりに、識別の勉強を楽しみます。

越冬する鳥たち

この冬話題になったのはミヤマホオジロ♂若鳥1羽でした。2004年12月10日頃にカシラダカの群れに混じっているのが見つかり、Fのくぼ地で水浴びをしたり、その西側の草原で採餌をしていました。
 かつてはあまり見られなかったルリビタキが、なぜか近年、かなり多く見られるようになりました。2004年冬は、12月5日にCの位置で♀1羽を見かけたのが最初でした。2003年と同じ場所でした。人通りが絶えると竹薮から出てきて、道路上で採餌、時々止まり木にとまってポーズをとってくれます。
 2003〜2004年の冬、Gのクロジの餌付けポイントにルリビタキ♂1羽が居ついて、カメラマンたちの人気の的になっていました。Jの竹薮にも、ここ2〜3年続けて♂が越冬しています。
 トラツグミ昨年Hの位置から北の空き地で見られました。Eあたりで越冬したことや、西の駐車場入口の右側付近にしばらくいたこともあります。

 念のため付け加えますと、こういう人気者の鳥たちがいない時季の方が、1年を通じると、ずっと多いのです。そういう時は、いつものシジュウカラ、コゲラ、ヒヨドリなどが私の遊び相手になります。
 ここは私が鳥を学んだ教室であり、写真スタジオであり、昼寝つきの書斎でもあります。


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