2003年度”春の装道 大学講座”編

2003年3月9日 19:06:48

更新しましたぁ〜!

3月9日(日) 天気・・・小雪のち時々晴れ P.M.7:05

今日は”装道 大学講座”の2日目です。
今回は朝10時から始まり、まず、学長が講義されたことは、装道の講義だけでなく、
”着付けと装道”との違いについて教わりました。
”着付けと装道”との違いについては、着付け師の方は着付けについての知識と学問、
それらの具体的な行為でしか教わらないのに対し、装道の方は、装道では着付け師とは呼ばずに”着装師”と呼ばれていて、
着装(着付け)の方法だけでなく、人間修行、礼儀作法についても教わるので、和の勉強をするのには一石二鳥だなと感じます。
それ以外にもいろいろ講義されていましたけど、前回、前々回・・・なども講義されていた事とほぼ同じでしたので、今回は省略します。
また、詳しいことは、”山中 典士ホ〜ムペ〜ジ””装道きもの学院ホ〜ムペ〜ジ”でも公開されています。

学長の講義のあと、昼食をして、昼からは韓国人評論家 ”呉 善花(お そんふぁ)”先生による、
”韓国人から見た日本”を講義され、日本と韓国の違いは日本は現在、国際化が進んだのか
最近、少し、言葉の乱れがあると指摘された一方、韓国では儒教社会なのか、目上の人に話すときは
かなり堅い形で言っていたのには改めてびっくりしました。
彼女も来日した当時は日本のこと(生活習慣など)が理解できなかったそうですけど、
滞在時期が長くなるにつれて、徐々に日本の型にハマってしまったそうです。
他の内容はかなり、面白おかしく言っていましたけど、つぼを突いた事を言っていたのには感心しました。

そのあとは礼法の講義で、ここでは礼儀作法の資格の階級についての報告があり、
礼法も下は9級から上は1級まであり、今回は基本動作と座布団を用いた礼儀作法(9、8級)を教わりました。
座布団を使ったお客さんとのおもてなしについての礼儀作法は主に、起座がポイントになっていて、
起座は結構、足に負担がかかるので足元が苦しいと思うけど、慣れれば自然にできるとの事です。
  ←これが起座です(足元に注目!)
それ以外の礼儀の方法、”会釈礼”、”敬愛礼”、”尊敬礼”、”最敬礼”などもされていて、
今まで、教わっていたことを改めて確認することができたので、凄く参考になりました。

礼法の講義が終わって、2日間のすべての講座が終わりました。
そのあと、学長と理事長の閉会の挨拶があって、そのあと、参加者全員で手をつなぎ、学院の行進曲を歌い、閉会しました。
先生や他の学校の生徒たちとの交流の場でもある講座でしたので、またまた、知り合いが増えました。
今回は装道歴30年の大先輩と知り合いになり、またまた、装道とのパイプが増えたので、大きい収穫でもあったと思います。
次回は、多分・・・、7月中旬ごろにあると思いますので、また、参加しようと思っています。
因みに、今回、僕が着た着物は、茶色地に雨模様の小紋に黒羽織を着て行きました。


3月8日(土) 天気・・・曇り時々晴れ P.M.7:10

今日は2003年度の”装道 大学講座”の日です。
朝の10時30分ごろに会場に着き、すぐに講座が始まりました。
君が代、校歌の斉唱、学長、専務理事の挨拶が終わり、1時限目の講座、
〜美の変遷300年〜小袖からきものへ〜”が始まりました。
内容のほうは・・・、”小袖”から”きもの”にどう、変わっていったのかを教わりました。

”きもの”の原型は平安時代から始まり、始めは”大袖”と”小袖”の2つに分別されていて、
”大袖”は文字通り、袖口が大きいもので、主に公家階級の方が着られていて(絹で織物だった)、反対に、
”小袖”は袖口が小さくて、町人、庶民が着られていました(麻で作られた染物だった)。
桃山時代から富裕な環境の町人も絹の小袖を着るようになり、
その頃辺りから、武家女性は町人女性のファッションに憧れを持つようになり、武家女性も小袖を着るようになりました。
江戸時代から”友禅染小袖”が主流になっていき、明治時代では武家社会での洋装化が始まり、
”総模様小袖”、”褄模様小袖”に変わっていきました。
”小袖”という名前は桃山時代辺りから”きもの”という名前が使われるようになり、
大正、昭和時代から、洋服が主体になってきたため、”洋服”は”服”と言われ、
”きもの”は”和服”と言われるようになり、今日に至っています。

”きもの”の素材は、公家・武家社会では絹で織りの大袖(普段は小袖)を着ていましたが、
庶民(普段着)は主に麻のきものでしたけど、江戸時代に木綿が普及しだすと、麻に変わって木綿のものを着るようになりました。
明治、大正、昭和初期の頃が着物のピークといわれ、模様がもっとも派手だったそうです。
その頃は科学染料などが使われ、”ぼかし”などの技法が用いられたりしています。
その後、戦時中は全国に”奢侈禁止令”が発令されて、派手なものがなくなってしまいました。

・・・で、現在のきものは江戸の元禄時代の頃のコピーになっているものが多いそうです。

男物の着物については男性は常に表の世界【女性は奥(裏)の世界】にいるので、
きものを自由に選べなかったそうですが、奥の世界もありました
(”遊郭・・・そこでは身分制度が無かったので自由だった”など)。

その授業が終わり、昼食を挟んで、2時限目は専務理事と地区代表の講師の方とのパネルディスカッションで、
その地区の講師たちの装道活動について、話が続きました。

3時限目は”着物のおしゃれ”について、古い着物やリサイクルきものの活用のしかたを講義されていて、興味深く聞きました。
年代物の着物は今と比べると体格が小さかったのか、裄、着丈などが小さいので、
それらの着方、着こなしなどを教わり、年代もののきものは

1、(袖・袂が長いので)短めに仕立て直す
2、(一巻き目に前柄が来る)短い帯は一巻き後に内側に折り返して結ぶ(その分、結び目で帯締めをしっかり結ぶ)。
3、(着丈が短くてお端折りが出ないときは)お端折りは出さない。
4、衣紋は抜きすぎない。
5、(引上げ結び用の丸帯は)結び目を引き抜かない。
6、きものと小物、帯を合わせるときは、時代に近いものか古いものと新しいもので組合わせてみるとよい。

・・・など、古い年代物の着物を着せるのには凄く参考になりました。

 
 

今日、一日目の講座を受けた感想は・・・、きもののルーツを知ることができましたし、古い着物を着せたり、
重ねの着物を着るときの参考になりました。

さて、明日は、どんな講座が僕を待ったいるのだろうか・・・何だか、楽しみです。
因みに、今日の着物は赤字の横双の大島紬のアンサンブルを着て行きました。

                            

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