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1982年/松田聖子/SINGLE/

1982/1/21/OUT NOW/
赤いスイートピー/制服

松田聖子にとって超代表作となり彼女にとって
ターニングポイントになった名曲!
まずスゴイのはこのシングルのジャケ写!
現在見ると普通だけれど当時アイドルは決められたキャラの
髪型でなければイケナイ事務所方針の時代。。。
ただ髪の毛をアップにしただけでも大変な騒ぎです(笑)
そしてデビューしてからシングルは全てタイアップと言う
これもまた快挙だった松田聖子。。。
でもこの1982年はそんな宣伝力は不必要とばかりに
ノンタイアップが続きます!
松田聖子の歌&実力勝負の年です!
すっかり女性特有の嫉妬心から来る『聖子嫌い』
と言う心理の女の子達にも『聖子ちゃん』カットは
浸透していたのだがこの第8弾シングルで歌手/松田聖子
が好きと言わせる事になり女性群も見方につけて
聖子ファンは幅広い年齢層に受け入れられる
と言う進化を遂げる事になります!
作詞は松本隆/作曲は初の呉田軽穂(松任谷由美)
アレンジが松任谷正隆
聖子にとって10代最後のシングルです!
このシングルはユーミンが作曲したのですが
ただ単に曲作りしたのとはワケが違います!!
この歌のメロディーラインは人間が癒しを感じる
心地いいコード進行らしく聞く人が知らず知らずに
快感と安らぎを感じてしまう魔法のメロディーラインなのです!
そして松本隆の作詞の世界が世の女性に『あるある現象』を
引き起こしたのです!『あぁこの気持ち解る!解る!』
『こう言う出来事ある!ある!』って具合に歌の詞の世界に
引き込まれると言う共感を呼ぶ現象。。。
アイドルの歌なんてただ楽しく明るいってイメージだった時代に
まさに快挙な衝撃的な現象だったのです!
1982はアイドルブームで小泉今日子や中森明菜と言った
たくさんのアイドルが花のアイドルデビューを飾り
大変な賑わいの歌謡界!
そんな時代背景の中、ただ可愛いからヒットするではなく
松田聖子は本物なのだ!と言う事を証明する楽曲なのです!
このシングルを境に松田聖子はまたしても常識をくつがえす
記録と時代と歴史を築きあげる事になります!
松田聖子はアイドルと言うカテゴリーの認識が強い中
シングルよりもアルバムのセールスが高い歌手になって行く
のです!現在ではよくある事なのだがアイドルアルバム
なんて他人のカバー曲を歌ったりシングルのベスト盤に近い
アルバムだった時代にオリジナリティー溢れるクオリティーの
高いアルバムをリリースしデビューしてから5年間はレコード
のトータル売り上げが年間NO.1の不動の記録を打ち立てて
行く事になります!
B面の『制服』は『赤いスイートピー』と同じ作家陣による楽曲!
卒業をテーマにした歌です!
TVで歌う事はなかったのに口込みで広がり
♪失う時はじめて眩しかった時を知るの♪と言う
フレーズに切なくググッと共感を持つ人が多くB面で
ありながら人気が高く知名度もある涙涙の名曲
この2曲とも恋人が都会&東京へ旅立つシチュエーションなのが
太田裕美の『木綿のハンカチーフ』を手掛けた松本隆らしい
のだが ここでポイントは松田聖子はもうこの時点で
シンデレラストーリーの主人公でありアイドルとして開花し
大人気の間真っ只中。。。それなのに歌の世界は彼氏が都会
へ旅立ち歌の中の女の子は見送ると言うドラマ構成!
。。。と言う事は歌の中の女の子は田舎の少女!
。。。そういったトコにリスナーの女の子達が身近に共感を
覚えたのかもしれない。。。
後に『赤いスイートピー』の続編『続・赤いスイートピー』
もアルバム『Citron』に収録される事になる
スイートピーの花言葉は『優しい想い出』『想い出に包まれる』
。。。本当に文句なく名曲です!

1982/4/21/OUT NOW/
渚のバルコニー/レモネードの夏

A面とB面共 オシャレなリゾート感ある歌に仕上がっている
『渚のバルコニー』は『赤いスイートピー』と同じ作家陣
歌詞の中に出てくる♪ラベンダーの夜明けの海が見たいの♪
の♪ラベンダー♪の花言葉は『エッチを誘発する』って意味
があるから聖子ポップス流の男女のロマンスだと思う
悲しい歌だと共感して涙するってよくある事かもしれないケド
松本隆はあえてハッピーな男女の二人称のシチュエーションを描きリスナーに恋する楽しさを教え恋したくなる気持ちにさせる!
歌って恋人と別れて辛いの寂しいの逢いたいのって一人称の心の気持ちを描く事が多いのに松本隆が聖子に提供する作詞内容は
常に2人称でドラマチックでエモーショナルなカメラワークで
展開されて行く。。。それが最大の魅力となり
この年にリリースされたアルバム『Pineapple』は
当時、発売して1週間に売り上げた枚数がそれまにない
ハイスピードな売り上げを記録する事になる
B面の『レモネードの夏』は♪貸し自転車♪や♪コテージ♪と
言った歌詞が出てくるこれまたリゾート感ある歌
2曲共 初夏をイメージした爽やかな歌だが このB面の
アレンジは新川博が担当!
レモネードの甘酸っぱい味覚と彼に別れを告げた切ない
女の子の気持ちがリンクして涙どっぷりの手前の微妙な
切なさがたまらない!まさに松本隆の天才的言葉使いの魔法と
聖子の言葉を音符に置く『PUT』なハスキーヴォイスとが融合
して青春の儚さが心に浸透して来ます!

1982/7/21/OUT NOW/
小麦色のマーメイド/マドラス・チェックの恋人

『赤いスイートピー』から続く作家陣のスローバラードな作品
TVで歌う際には♪WINK WINK WINK♪歌詞のトコで
カメラに向かってウインクする聖子がセクシーでキュートだった(笑)
レコード大賞の金賞に輝いた楽曲!
70年代までの女性は古く男に女のコの全てをささげる的な
考えや発想や風習があった日本だが80年代になり
気の弱い男のコだったり芯が強い女のコだったりが
歌の世界でも定番化して来た!
その先駆けもやはり松田聖子。。。
♪好きよ 嫌いよ♪と歌詞のフレーズでもあるように
このどっち着かずの微妙なファジーな女性の小悪魔的心情を
素晴らしい作家陣と聖子のコケティッシュなボーカルとの
コラボレーションで描かれています!
B面の『マドラスチェックの恋人』も同じ作家陣です!
夏向けのソフトロック調の歌です!
この歌も涙の1歩手前の微妙な切なさが絶妙な
スタンダード制の高い歌です!

1982/10/21/OUT NOW/
野ばらのエチュード/愛されたいの

1982年のシングルはノンタイアップが続いていた中
『野ばらのエチュード』はグリコ『ポッキー』のCMタイアップ曲!
CMでは既に流れていたもののTVではB面の
『愛されたいの』をいち早く披露!
これも当時としてはシングルA面意外の歌を披露する等
大変珍しい事でそういった新しい初の試みはの先駆けは
やはり時代の先端を行く松田聖子この人だった!
あまりにもいい歌でクオリティーが高いので
この『愛されたいの』が当初A面なのか?と思ったほどだった!
♪トゥルリラ〜トゥルリラ〜♪
このスキャットから始まる歌詞!
♪愛を見つめて20才のエチュード♪と
あるように彼女の成長をカンジさせられるフレーズだ
でもこの♪トゥルリラ〜トゥルリラ〜♪の歌い方は
聖子意外不可能な天性の絶妙な耳触りの発音なのだ!
♪トゥルリラ〜トゥルリラ〜♪と♪チュルリラ〜チュルリラ〜♪の
間の発音のような。。。
普通の人が歌うと安っぽく聞こえてしまう。。。
簡単そうに聞こえて実は難しい歌!
作詞家の松本隆は風街の詩人と言われ聖子の黄金期の
数々の歌を手掛けて行くのだが
どっち着かずずの微妙な『妙』を自由な風のように表現して行く
そして歌とはなにも声量があるとか高い声が出るのが素晴らしいとか上手いとか思っていなくて悪魔で耳触りなのだ!
微風みたいな柔らく優しい歌声
それが松田聖子なのだ!
かすれたハスキーな声と高音のキャンディーヴォイスが相俟って
芸術的な音楽を展開して行く。。。
この『野ばらのエチュード』で当時それまでNO.1であった
ピンクレディーの記録/9曲連続1位の記録と
松田聖子はタイ記録となった!
この1982年の聖子サイドは『賞取り宣言』もして
歌姫/松田聖子を不動の者にするべく活動をしていた!
。。。1位の記録も達成しアルバムセールスも驚異的で
年間トータル売り上げ枚数も当然、松田聖子がNO.1だったので
『レコード大賞』確実と言われていた。。。
。。。にも関わらず『FNSグランプリ』では大賞を受賞したものの
『レコード大賞』は細川たかしが受賞する事になる。。。
当時はまだ『レコード大賞』の視聴率も30%をゆうに越え
ステイタスのある番組だった。。。
今思えば『レコード大賞』をの大賞を受賞した歴代の歌手は
みんな売れなくなったり不幸になって行くから受賞しない方がヨカッタのかもしれないが当時、聖子意外の歌手が受賞するなんて
裏金でも動いてるんじゃないかとの騒ぎだった。。。
コレをキッカケに後々賞レースを辞退する事になる。。。
純粋に売れたアーティストではなく違う歌手が受賞すると
いった体質が波紋を描き聖子に続き当時売れていたアーティスト
チェッカーズや田原俊彦やおニャン子クラブ。。。等が
続々辞退し始めとうとう『レコード大賞』のステイタスは消え
現在では散々たる視聴率。。。
そんな因縁の出来事をはらむきっかけの歌でもある
そして当時までの歴史や常識ではアイドルの寿命は20才まで
と言う認識が当たり前で20才を迎えた松田聖子は
『聖子落ち目!』とマスコミにパッシングを受ける事になる
その事に対してはこの年リリースされた自署伝『蒼色のタペストリ
ー』で胸の内を『落ち目なんて怖くない』と打ち明けている!
そして年末のクリスマスには初の武道館ライヴ
『Christmas Queen』を開催しパワーを見せ付ける!
『エチュード』とは練習曲と言う意味だが
聖子のエチュードはスゴイパワーを秘めています!
A面とB面の両方共 松本隆の作詞で
作曲は財津和夫です!
秋から冬への移り変わりの名曲です!
松田聖子リゾートプロジェクトは季節感ある歌で構成されて
います!!
そして大晦日の『紅白歌合戦』でまたまた周囲を『あッ!』と
驚かせるのです!さっきまで出演していた『レコード大賞』では
パーマのかかったヘアスタイルだったのが
『紅白歌合戦』が始まるとストレートパーマをかけた松田聖子!
今の時代なら驚かないけれど当時はまだストレートパーマ
も一般には普及してない時代。。。
何から何まで最先端を行く松田聖子!
早変わりの新たな変化を日本中に見せつけたのは
本当に革命的でした。。。
『紅白歌合戦』ではこの『野ばらのエチュード』をピンクのドレス
で変化を遂げたストレートヘアの髪型で披露しました!








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