細胞検査士
資格概要 2006年4月現在、日本には5996人の細胞検査士がいます。細胞検査士のことを英語ではCytotechnologist(CT)と 言い、日本だけではなく世界中の多くの国で、毎日顕微鏡で細胞を一生懸命、見ています。
  では、何のために細胞を一生懸命見ているのか説明します。みなさんは「がん」という病気は知っておられると思いますが、「がん」は細胞 の病気なのです。細胞のことは生物の授業で習ったと思いますが、生物を分解したときの最小単位です。
人間の体は約60兆個の細胞からできていて、この細胞が秩序正しく決められた仕事をしているので健康に生きていけるわけです。でも、60兆個もある細胞の なかには、秩序を保たず自由勝手に増え続けて、そのために生きていくことを邪魔する細胞ができることがあります。これが「がん細胞」です。 正常な細胞の中から、「がん細胞」を探し出すのが、我々細胞検査士(CT)の仕事です。
資格を発揮する職種 病院等
受験資格

1. 細胞検査士養成コースのある大学で所定の単位を修得する。
  現在、このコースのある大学は下記の6大学です。

 近年、医療の高度化、社会情勢の変化から、医師や薬剤師と同様に他の医療従事者(看護師、臨床検査技師、放射線技師、理学療法士など)も、大 学で養成される傾向が強くなってきています。
 細胞検査士養成過程のある大学は現在のところ上記4大学ですが、今後増加してくると思われます。さらに、大学院(修士・博士)も設置されてきており、臨 床細胞学の研究者、教育者をめざすことも可能です。
 また、短期大学、専門学校からの編入枠も設けている大学もあります。定員などの詳細な情報は各大学に直接問い合わせてください。

2. 大学、医療短大、専門学校を卒業し臨床検査技師又は衛生検査技師国家資格(国家試験合格後)を得て細胞検査士養成所に進学し、所定の教育課程を履修する。
 現在、細胞検査士養成所は下記2施設です。

 細胞検査士養成所の歴史は古く、現在活躍中のわが国の細胞検査士の多くは何らかのかたちで、こ れらの養成所にお世話になっていると言っても過言ではありません。
1968年(昭和43年)に癌研と大阪成人病センターに「サイトスクリーナー養成所」が開設されたのが始まりです。その後、1979年に東京都がん検診セ ンターにも養成所が開設され、「細胞検査士養成所」と名前が変って、現在に至っています。6ヶ月〜7ヶ月間、臨床細胞学の講義と実習が集中して行われま す。

3.臨床検査技師(衛生検査技師)資格を得て、細胞診業務1年以上の実務経験をつむ。

細胞検査士は日本臨床細胞学会と日本臨床病理学会の認定資格で国家資格ではありません。臨床検査 技師、衛生検査技師資格は国家資格です。

出題範囲 (1次) 筆記、プリントによる細胞像テスト
(2次) 実技(1次合格者のみ)
  1. スクリーニング試験:各科ごとに一定数の検体を検鏡して正常、問題あり、悪性細胞に分けて答える。
  2. 手技試験:不良標本を指摘し、塗抹、固定、染色の良否等を判定する
  3. その他:同定試験、面接
試験日 (1次) 10月下旬
(2次) 12月中旬
受験料 31,500円
過去問 問題集等 細胞検査技師実力確認試験
書籍
問合せ先 細胞検査士会
医療・福祉の資格