“トロロ伝説”

 

長瀞に昔から、ほら吹きヨシさんという占い師が語り伝えたという、こんな伝説があります

 

 それは、今から1000年近く前の昔の事。宝登山に、妖精の神様「妖神」が降りていらした事があったそうです。

 妖神は宝登山の素晴らしい自然にたいそう感激し、嬉しくて、大きな木に抱きついたり、土に寝転んだりしたのです。

すると不思議なことに、妖神が触れたところは、キラキラと光り、心が生まれ、ボワンと明るくなると、ナント妖精が生まれました。

あっちにも、こっちにも、キラキラ、ボワンとたくさんの妖精が生まれ、妖精の神様「妖神」は、嬉しくて嬉しくて山を駆け降り、清らかで、ゆっくりと流れる川と、まるで色とりどりの岩を何枚も重ねたような岩場に降り立ちました。

川と岩の織り成す、不思議な美しさに大きなため息(7色)をつきました。7色のため息は目の前の岩場を包みました。妖神は水に入り、大きく手を拡げその岩を抱きしめました。するとキラキラと光り、そこには、それはそれは可愛い妖精が現れました。

まだぐっすりと眠っていました。その寝顔が余りにも可愛いので、妖神は、ず〜っと先の子供達にも会わせてやりたいと思いました。そこで妖神は、1000年の眠りの薬を妖精にかけ、未来の子供達にめぐり合えるように、と祈り、また空高く飛んでいきました。

 

そんな話しが、いつしか口から口へと語り継がれ、その妖精は、いつの間にか長瀞の瀞場で生まれた妖精『長瀞 トロロ』といわれ、2009年に1000年の眠りから目覚めるのだとか。そして、たくさんの子供達の「会いたい!」という思いが届かないと、また長〜い眠りについてしまうとか、様々な伝説が今、風に乗って「ある場所」で静かに人々に広がっています。