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殭屍寶貝
基本データ
原題:殭屍寶貝
英題:-
製作年:2005年
製作国:台湾
製作会社:緯来電子網股份有限公司
上映時間:89分
監督:
姚慶康
キャスト:張善為、孫藹暉、鄭進一、午馬、杜詩梅、林小樓、巨砲、他
ギャラリー
 

ストーリー
※北京語音声・中国語字幕のみなので内容が違う可能性があります

人っ子一人の影もない夜中の丑三つ時。

そこへある屋敷に(何とか)忍び込む影。

台湾ドラマで清朝時代の中国が舞台で香港製
キョンシーの姿をしたその男は建物の中を物色するもメイドイン香港製(?)ばかりで大したものが無く、 挙句の果てに家人に見つかって退散する羽目に。

翌日、ある武術館ではいきり立った町民が押しかけてきて、鄭(演:鄭進一)を出せと言う。

何でも借金が溜まっているようだ。

頼りなさげな師匠と弟子
弟子の阿善(演:張善為)が抑えようとするも怒りを爆発させた町民が暴れ出してしまう。

オーラ健在
それを取り押さえたのは孫二娘(演:林小樓(リン・シャオロウ))だった。

這う這うの体で追い返された町民と入れ替わりで入ってきたのは小李子(演:馬國畢)という青年。

悪巧みは基本自滅フラグ
何やら儲け話を持ってきたらしく、その口車に乗る鄭と阿善。

キョンシー以外にも目立ちそうなもんだが
その夜、所変わってある荒れた寺に一体のキョンシーが現れ、光る棺桶の封印を解き、中に安置されている小彊屍(演:葉庭聞)の口にはめ込まれた宝玉からエネルギーを吸い取っていた。

悪巧みは基本自滅フラグ
その最中、女幽霊の小鳳(演:孫藹暉)が割って入り、小彊屍を助けて飛び去り、キョンシーもそれを追いかけていく。

上手く行く試し無し
一方、鄭達は金持ち屋敷にキョンシー退治の名目で道士と弟子として乗り込んでいた。

先の偽キョンシーに扮していたのが小李子であり、借金で首が回らない鄭達の姿を見て巻き込んだのであった。

少し遅れてキョンシーの姿をした小李子が現れるが、そこに小鳳達を追いかけて来たキョンシーが現れ噛み殺されてしまう。

キョンシーは小鳳達を探すために屋敷へ入ると、そこには鄭達が待ち構えていた。

ヘタすりゃ死亡フラグ
本来では小李子と3人でキョンシー退治の寸劇をする予定であり、鄭達は目の前のキョンシーを本物と気づかずに挑みかかる。

戦っている内に近くに潜んでいた小鳳達が離れたのを察知したキョンシーはその場を離れていく。

唐突気味に登場した阿珠
翌日、一方的に惚れられている肉屋の娘の阿珠(演:杜詩梅)から逃げ切った阿善は街中で小李子が噛み殺されていたことを知る。

隠れていた小鳳も先の騒動で小彊屍が持っていた宝玉「定魂珠」をなくしてしまっており、小鳳は小彊屍を助けるためにキョンシーと戦っていた阿善と接触する。

弟子だけでは基本失敗がデフォ
阿善は法術を使って小彊屍を助けようとするが、力量が足りずに失敗、更に小彊屍は姿を消してしまい、小鳳はキョンシーの襲撃を受けて怪我をしてしまう。

果たして阿善は小鳳の願いをかなえることが出来るのか―

 

レビュー
  2005年の台湾作品で原題は「殭屍寶貝」。

厳密には映画ではなく、約90分の長編ドラマ。

一応香港版ウィキでは「来来!キョンシーズ」に続く形で台湾系キョンシードラマとして紹介されている。

ストーリー自体は小彊屍の宝玉を狙うキョンシーの騒動に巻き込まれる主人公たちというシンプルなもので、ドラマ故か映画に比べると安上がりに見えるのは仕方のないところ。

そして、コメディホラーというにはホラー要素が限りなく低いコメディって感じかな。

個人的にツッコミを入れたのは鄭達がキョンシー退治の芝居をする場面で、呪文を唱える部分があるのだが…

補足:台湾モデル兼女優
鄭:有請林志玲(訳:林志玲(リン・チーリン)お願いします!)

補足:台湾歌手
阿善:有請蔡依林(訳:蔡依林(ジョリーン・ツァイ)お願いします!)

補足:香港女優、梁朝偉(トニー・レオン)の奥さん
鄭:我愛劉嘉玲(訳:私は劉嘉玲(カリーナ・ラウ)が好きだー!)

補足:香港女優、現在は引退
阿善:最棒關之琳(訳:最高にスバラシイ關之琳(ロザムンド・クワン)!)

届いてたまるかバカ
鄭:太上老君聽我令(訳:太上老君、我の祈りを聞き届けたまえ!)
※訳はエキサイト翻訳をベースにした意訳です

届いてたまるかバカ

芝居とはいえお祓いの願掛けする相手が台湾のモデルやミュージシャンて!

しかも最後二つはタダの願望&感想じゃねーか!

全て纏めて勝手な願望で太上老君に何聞かせてんだこの罰当たりが!ってなもんで。

これ監督の趣味かなんかなんだろうな…

エフェクトは過剰気味に派手
しかしエフェクトに関しては独特のものがありまして、バトルシーンでは強力な一撃が乗った蹴りや突きを繰り出すとこんな感じの特殊効果が表れて、さながら格闘ゲームみたいな印象を受ける。

比較的高くない年齢層を意識した作品なのかなこれ。

BGMに至ってはバレないと思っているのか「ゲゲゲの鬼太郎(90's)」からパクって来ている。

まぁこれは彊屍道長でも日本のアニメの曲パクっているから中華圏では暗黙の了解なんだろうけど。

キャストに関しては台湾ドラマ故かなじみの薄い人たちばかりだが、それだけに午馬(ウー・マ)と林小樓の存在感がデカい。

(香港映画やキョンシー作品好きな人限定だけど)

出番は少々少な目
午馬演じる趙爺さんは酒好きの夜回りで、かつ「彊屍博物館」なる遺体安置兼古書置場の主人と言う何とも言えない役を演じている。

よく死人がでねーなここ
ちなみに博物館にはキョンシーだけでなくミイラや吸血鬼まで存在しており、更にキョンシーに至っては本物と言うかなり物騒な建物である。

よく死人がでねーなここ
そして林小樓。

いやー、もうね。

多分ほとんどの人たちが記憶している林小樓って80年代のボーイッシュなころのイメージしかないと思うんですよ。

それこそこのサイトにある桃太郎シリーズや幽幻道士4、妖魔伝ね。

どれをとっても勇ましいと言うか、ヅラ盛り過ぎとか。

よく死人がでねーなここ
それが見てくださいよこの凛々しさ。

幽幻道士4の時点で21歳で本作の制作年度から逆算すると実に38歳!

マジな話、女優としての美しさが出てますもん。

ちなみに、あるオフ会でこれを観ていただいた時に参加者全員一致で「(幽幻4)当時より美人じゃね!?」って意見でした。

もちろんほぼラストだけだが、バトルシーンもあり!

数少ないアクション
激しさは少々薄れた感はあるものの武術指導が「ドラゴンキョンシー」の汪強(ワン・チャン)というのもあり、実に魅せてくれる。

それ以外のキャストも中々で鄭進一はある意味道士としては判りやすいキャラを演じてましたな。

常に金にヒーヒー言ってて悪巧みにのり、時には頼れるも時にはスケベ。

まぁ林正英(ラム・チェンイン)演じる道士に比べれば威厳度がなんぼか低いけど、あんまり固すぎるとシリアスオンリーになっちゃうしね〜。

張善為演じる阿善に関して言えば清々しい位、イケメンでそこそこ実力あるけど三枚目っていう道士の弟子の鉄板を行ってたね。

この役者さん、なんか角度によっては呉建豪(ヴァネス・ウー)に似ているかと思うのは私だけかな(ファンの人いたらごめんなさい)

それに対してか、不器用な弟子の代わりに配置されたのが阿善のおっかけになっている阿珠演じる杜詩梅。

兄妹揃ってゴツイ
なんとなしに霊幻少女のまるちゃんを連想したけど、まぁそこまで意地悪くないし、片思いが過ぎるだけなんだけどね(十分めんどくせぇ)。

この人がコメディリリーフになって張善為が逃げ回る、と。

ちなみに画像の右側にいるのは阿珠の兄貴(演:巨砲)です。

女幽霊の孫藹暉も何処か儚げで小彊屍の為に奮闘する姿は良いんですが、いかんせん私の読解力不足で存在理由が理解できてないのが…

初めての阿善と出会いの場面はなんとなしにチャイニーズ・ゴースト・ストーリーを連想したけどね。

(琴じゃなくて笛だったけど)

しかし仕方のない事だけど、改めて幽幻道士のベビーキョンシーの完成度の高さにはびっくりだなぁ。

あの子と比べると本作に限らず、どの作品の子供キョンシーもちょっと頭一つ離されているように見えるんだもんなぁ。

決してかわいくない訳では無いんだけどねぇ
ちなみに小彊屍演じる葉庭聞は「頑皮鬼(05年台湾版)」でもベビーキョンシーとして出てきているから、ここからキャスティングされたのかな?

本作は台湾の長編ドラマ故に中々手に入りにくい作品ではあるものの、キョンシー作品らしい仕上がりになっている。

直接の対比は映画とドラマである以上難しいし確実にこうだ、という訳では無いが、敢えて言わせてもらうと同時期の「少林キョンシー」は詰め込み過ぎて過剰になってしまったが、 本作は最低限のもので作り上げた分わかりやすい作品になったと言った感じか。

ちなみに本作と同時期・同スタッフで製作した長編ドラマに「殭屍保鑣」というのがあるが、それはまた別の機会に。

 
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