| 三式戦車開発物語 |
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その1 |
2003.12.18掲載、2003.12.21.更新。
今明かされる衝撃の物語。※
執筆ははるばる中国から軍団長殿。つまりこのプロジェクトは中国からのメール指示で
実現したものなのダ! IT技術の勝利だ!! 2部構成でお送りします。
三式戦車開発物語
いつの日か訪れる平和を夢見て、我がU機甲師団の戦車は常に進化し生産され続ける。
いったいどのように戦車は開発されていくのか? 数々の読者の質問に答えるべくその
開発の一部始終を三式戦車開発を例に紹介しよう。今回はまじめな企画だ。
オープニング
1.零式の呪縛
零式軽戦車、それは特に特筆する特徴は無いのだが、攻走守と三拍子が大変バランスよく
備わりおまけに生産性、調達性、製造費が格段によく、設計は古いのだが未だ我が軍団の
主力戦車なのだ。一式、二式を尻目にいまだについつい量産したくなる偉大なる平凡機体。
海軍が最後まで零戦を越える艦上機を開発できず敗れ去ったと同様、我らもこのまま
消え去るのか? 約4年の間にいったい我々は何台零式を量産したのだろうか?
2.新型戦車開発目的
このまま黙って零式軽戦車を作り続けるのが無難なのは分かっているのだが技術の伝承
どころか衰退を防止するため毎年我らは戦車を開発し続けるのだ。早く零式軽戦車を
越える戦車を開発したい(^。^)
3.設計思想(コンセプト)
九九式中戦車設計開始以来、我らの設計思想は首尾一貫して迷いを生じたことは一度も
無い。いかに当初から我らの設計思想が進んでいたかが分かる。優先順に下記に示す。
@生産性:目安は一台製作20分程度、経験上凝った戦車は楽しいのだが2度と再製作する
気になれないのだ。
A材料調達性:年間を通して安定して容易に手に入る材料を使用する。これは重要だ。
B製造コスト:通常最低一度に2台つくるのでコストは安いに限る。零式はガムテープ代のみ。
C性能:攻走守と三拍子が揃うこと、もちろん古今東西戦車の必要条件。これが良くないと
楽しくない!
→Cを最優先にしなかった事がいまだ我らが戦車戦ゴッコを楽しみ続けている秘訣と確信する。
限られた@ABの制約の中で最高のCを検討する。これは一般的なワールドワイド工業製品
開発にも言えることだ。
4.In
a dilemma
技術者集団であるU機甲師団は常に技術革新を望む。過去、零式を越える戦車を作るため
一式戦車競合試作プロジェクトUを開催したことがある。(一式戦車開発物語) 非常に良い
結果を得られたのだが零式軽戦車を脅かすまでには至らず涙を飲んだ。そして2003年10月
再度我らは立ち上がった。このジレンマを吹っ飛ばす為に。
三式戦車競合試作、設計審査(コンセプト案プレゼンテーション)
スペック公示
2000年6月、軍団技術省より開発スペック公示された。いよいよ競合試作の始まりだ。
スペックは超簡単、「機甲師団戦車設計コンセプト@〜Cのすべてにおいてバランスよく
零式軽戦車を凌駕すること!」新型戦車は正式採用されると三式と呼称される。
競合試作
今回は零式軽戦車を越える戦車を開発するという困難な命題を克服する為競合試作の形を
とることにした。すべてのU機甲師団戦車開発会社に対し参加が打診された。
我々の戦車開発に取り組む姿勢は常に真剣なのだ。
設計審査
さっそく各社からコンセプト案が提示された。さすがU機甲師団、技術者集団面目躍如だ(^-^)
<1>Hビ工房:(アニ中御用会社、アニメ中隊長の私物会社?とも言われる。戦車設計より
戦車生産技術に豊富な経験と確かな実績を持つ。表向きは戦車製造会社だが技術ポテンシャルも高い。)
1) 案1

*軍団技術廠コメント:2本縦置き操縦棒を肩に載せるのか?安定悪く車体が傾かないか?
前後バランスもわるそうだ。
2) 案2:早速改良案が提示された。

*軍団技術廠コメント:肩紐で車体を支えるようだ。発想は大変良い。でも調整と紐取付け部の
補強に手間がかかりそう。 首を出してきたか・・・やはりアニメ系になってきたぞ。
3) 案3:さらに改良案が提示された。

*軍団技術廠コメント:おお!ますます戦車から離れてガンダムチックになってきたぞ。
さすがアニメ中隊長肝いりのHビ工房!まあ実機で検証してみよう。
<2>中華技術廠/旧イマチルダ技術廠 (U機甲師団お抱えの由緒ある大手会社、
名機零式軽戦車の開発を始め、九九式中戦車、一式特殊機動戦車、その他多数の開発実績があり
採用有力候補)
1)重戦車案/中華技術廠は簡易重戦車案を提示した。

*軍団技術廠コメント:共通素材ランチCを切り開いて二つを繋げるだけで簡単に出来る重戦車か。
戦車戦の後、切り開いて簡単にトーチカにもなるし一石二鳥だな。前後の戦闘室も過去の重戦車と
比べると広くなっているので重戦車の欠点である走破性を改善している。
補強板は2通り提示されているがどっちが良いかはっきりして欲しい。
1)重戦車確定案が後日提示された。:強度解析の結果、補強板はコの字型とする。

<3>タルマ製作所:(あまりの生産性悪さにボツになったが過去に九九式軽戦車を試作した
ことがある。歴史はあるが実績が・・・今回はどうかな?)


*軍団技術廠コメント:零式を45度まわしてひし形で使うのですね。単純な発想ですが
すばらしいと思います。零式軽戦車の欠点である走行能力も改善され歩きやすそうですね。
こういう単純な実用的な案は好感が持てます。生産性も零式軽戦車より高いのは確実。
頭にも防御板があるのは安全かつ戦車らしくて良い。
試作九九式軽戦車(ココ参照)とは雲泥の差だな。
<4>ヤマクベ社:(3次元CAD等豊富なソフトを駆使して理論武装で戦車設計に挑む
ハイテク会社、過去一式軽戦車3型の開発実績有り。今回の競合試作に社運を賭けて?挑戦する)
ヤマクベ社は3次元画像でプレを実施した。こりゃ脱帽(*^_^*)

初の横型戦車らしい。ヤマクベ社では突撃砲と自称している。

上から見た図、風船は背中に置くらしい。

なんと内部透視図まであるぞ。腰痛のある人は搭乗しにくいなあ。
生産方法まで提示してくれました。分かりやすいね。
@ ランチボックス箱
A 上のフタをたたむ。
B 下のフタ一枚を胴体部の下1/3程度と共に切り取る。

C 切り取ったのと反対側のフタを胴体内側に90度たたむ。

D 切り取ったフタを折り目にそって直角にする。
E 切り取って曲げたフタを左右のフタの内側に固定する
F 完成!
後は風防ポリカ板をはめ込む穴を開けるだけ。
*軍団技術廠コメント:確かに実用的な案ではあるが足が膝より上まで出るので
ちょっと軍団戦車定義に引っ掛かるのだ。むしろ特殊機動戦車(SMUT)のカテゴリーね。
腰痛のある人は搭乗員不適格なのは残念。でもプレの出来がいいので許しちゃうのだ。
生産性は合格。足元の視界が大変悪く転倒の危険性があるので下面に覗き窓をつける条件で
試作GOだ!
尚、今回の競合試作にはS比呂重工とコガルマ技研は事情で参加を棄権した。
☆これで我々U機甲師団は行き当たりばったりで戦車をいきなり戦場で作るのではないと
理解して頂けたと思う。まず軍団技術廠による十分な設計審査を受け、図面の段階で問題点を
解決した上で試作にとりかかるのだ。工業製品として優秀な戦車を世に送り出すには必須の事項だ。
汚職とスキャンダル
新型機採用には色々暗躍がつきもので、これは実社会でも同じである。大きなものでは
ロッキード事件が思い起こされる。機甲師団内部でもこの手のスキャンダルは時々あるのだ。
零式軽戦車並みの受注が得られれば利益は計り知れないのだから。
S比呂重工とコガルマ技研の窮地
S比呂重工とコガルマ技研は共同して二式軽戦車を開発し実戦評価もよく見事正式採用の
運びとなった。パチパチ(^_-) 二式軽戦車戦闘風景へ
ここまでは良かった・・・しかし凝り性の彼らは膨大な研究、開発費を投資し本能のまま
生産性を無視した二式軽戦車を開発したがそんなややこしい手間のかかる戦車を実戦兵器として
正規兵もアニ中も発注するはずがない。そして多大な借金だけが残った。
経営危機に陥った両社が三式戦車競合試作プロジェクトに参加できる余力はなかった。
あれだけ仲が良かった両社だったが、いまやお互いに責任をなすりつけ合う冷戦状態となった。
中華技術廠の苦悩とS比呂重工の野心
優秀な重戦車案を提示した中華技術廠だが、残念なことに開発本部は現在中華帝国にあり
日本での試作評価、実戦評価に参加は事実上困難で対応を模索していた。一方不渡り寸前の
S比呂重工はこの中華技術廠の情報を入手するやいなや日本での試作機製作を提案、加えて
重戦車正式採用のあかつきにはS比呂重工にて代理生産、販売の業務提携まで契約に成功したのだ。
さらにS比呂重工は中華技術廠重戦車案の採用を確実にする為、三式戦車採用審査団の
メンバーの一人武器ブローカーM氏に彼が欲しがっていたハンドガン2丁を賄賂として渡したのだ。
M氏は影の反軍団長派で中華技術廠案に票を入れるはずは無かったがこれでさらに一票を増やし
もともと採用濃厚な中華技術廠案を採用確実としたのだ。
S比呂重工に再建の日差しが見えたように思われたが・・・
コガルマ技研の陰謀
S比呂重工の業務提携のニュースを知ったコガルマ技研はこれを妬ましく苦々しく思ったのは
言うまでも無い。「あいつがインチキな巫女型二式軽戦車を開発提案するからこんな事に
なったんだ・・・」と呟いた。もともと自分が豹型の開発を始め、S比呂重工を巻き込んだ事は
棚に上げて。 ところが反軍団長派でかつ提案不採用のうわさが立っているHビ工房から
S比呂重工が武器ブローカーM氏と密会するらしいとの情報を手に入れたコガルマ技研は
ニヤリとほくそ笑んだ。彼は密会現場に潜入しなんと賄賂受け渡しの瞬間の撮影に成功したのだ!
下記写真参照

コガルマ技研はこの写真を機甲師団フォーカスに投稿しS比呂重工の汚職が発覚した。
残念ながら三式戦車採用審査団により中華技術廠重戦車案の設計審査は当面凍結され
武器ブローカーM氏は審査団から追放、放浪のスナイパーとなった。S比呂重工は
サバゲ幹事業百年の厳罰処分を受けたのであった。審査凍結の中華技術廠であるが
大量受注を受け続ける零式軽戦車、一式機動戦車の莫大な利益を享受しているので
痛くも痒くもなかった。
この事件は三式戦車採用スキャンダルとしてU機甲師団史に汚点を残したのであった。
※この物語はフィクションです。
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