大日本帝国海軍 航空母艦

【 大 鳳 】



大鳳





大鳳 基準排水量 29,300t 起工 昭和16年7月10日
全長×全幅 260.6m × 36.3m 竣工 昭和19年3月7日
喫水 不明 造船所神戸・川崎重工艦船工場
飛行甲板 長さ257.5m × 最大幅30.0m 昇降機寸法(前部)不明
(後部)不明
機関出力/最大速力 160,000馬力/33.3ノット 搭載燃料/航続力???t/18ノットで1万浬
搭載機予定数
(昭和14年4月予定)
艦戦×18機(補用×6機)
艦爆×18機(補用×6機)
艦攻×27(補用×9)
航空機燃料1,000t
搭載機予定数
(新型機完成後・予定)
零戦×18機
流星×36機(いずれも補用なし)
搭載弾薬800kg爆弾×90発
250kg爆弾×468発
60kg爆弾×468発
魚雷×45本
兵装 九八式 65口径10.0cm連装高角砲×4基
九六式 60口径25mm3連装機銃×22基


 Cマルヨン計画こと第四次海軍軍備充実計画で唯一建造された新時代の装甲空母。同艦の特徴としてよく挙げられるのが飛行甲板の装甲化と、「友軍空母より先行し、後方から飛来する艦載機の中継基地となる」構想だが、大鳳が装甲化されたのは、現有空母の脆弱な防御力を強化し、将来建造する母艦はすべて重防御空母とするという構想転換が原因であり、飛び石的な用法をするためのものではなかったようである。
 例えば、大鳳には1000トンの航空機用燃料と90〜468発の各種爆弾が搭載されているが、これは翔鶴級に求められた800kg爆弾90発、250kg爆弾306発、60kg爆弾540発と大差ないし、航空機燃料にしても昭和13年以降に計画された新型機(天山、烈風など)の燃料消費量が在来機(九七艦攻や零戦)に比べて2倍近い値に増加することを考えれば、これも不自然な数値ではない。

 カタログデータに現れない面での改良点としては揚爆弾装置の改良や弾倉の配置変更、三式爆弾車の使用(これらの改良はのちに翔鶴・瑞鶴にも行なわれ、爆弾庫から上部格納庫までの揚弾が、一弾あたり従来の2分から25〜45秒まで短縮された)、三式着艦制動装置の装備が挙げられる。特に後者は昭和16年度以降の新型機―――「流星」艦攻を運用するために必要な装置であり、大鳳以後に建造された航空母艦の標準装備となった。(つまり、三式着艦制動装置を搭載していないその他の空母―――翔鶴などは「流星」を運用できないということになる)
 なお、大鳳に予定されていた任務は翔鶴や飛龍と共に空母機動部隊を構成し、敵航空母艦を撃滅することであった。




参考・写真:学研 「歴史群像シリーズ 『日本の航空母艦パーフェクトガイド』」




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