ツいて来ていました(京都市北区周辺)
京都市内の北にある深泥ヶ池。ここは心霊スポットとしては有名過ぎる
のではないだろうか?著者もその昔、一晩過ごしたことがあるが
残念ながら霊体験には遭遇しなかった。
ある晩、近くに住む大学生Mさんは友人の家に遊びに行く途中だった。
雨上がりでジットリとした夏の夜、あまり気持ちのいい夜ではなかったと
言う。友人の家の途中には深泥ヶ池をどうしても通らなければ行けない為
少しの不安をつのらせながら早足で歩いていた。池の前まで来ると辺りに
人影もなく車も無かった。一瞬背筋をゾクッと悪寒が走った後、そそくさと
その場所から立ち去った。しかしその悪寒を感じた後、どうも誰かが後ろ
をつけている気配を感じるようになった。振り返っても誰もいないのだが・・
・。Mさんには霊感らしきものは無かったと言う。気持ちの悪い思いを
しながらも何もなく、無事、友人の家に着いた。呼び鈴を鳴らし友人が
ドアの隙間から顔を出し
「おうっ、遅かったな・・・なんや、彼女連れか・・・」
「えっ?!」
彼はむこうを向いて部屋の中に入っていく。
「お・・・俺、一人やで・・・。」
振り返っても誰も居ない。一足先に部屋に引っ込んでいた友人は気持ち悪がる
訳でもなく、ただ、不思議そうにしているだけだ。
確かにMさんの後ろに寄り添う様に色白の女性が彼には見えたそうである。
どうやら何かが池から着いてきてしまったようであった。
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