真のアフガン救世への道

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 F アフガンの最近までを見つめる

アフガン戦争は大きな国際的影響を残した。なかでも最大の
ものがソ連の崩壊だ。
文字どおり世界がひっくり返った。ロシア
はその後も相変わらず、チェチェンやグルジアで覇権主義を振り
かざしているが、少なくとも外国領に主権を侵害してまで干渉
することはなくなった。
もう一つがイスラム原理主義の拡大である。
率直に言ってこれを肯定的に、評価するのは困難である。

25年も続いた戦争の中での精神病理の反映としての側面もあり、
すべての責任を原理主義に帰すのは不正確だろうと思う。

アフガンに義勇兵として参加した原理派兵士は、今世界に
散らばってテロ活動を展開している。その(少なくとも)
精神的な
指導者がオサマ・ビン・ラディンだ。アフガンで闘った彼は、その後
多国籍軍の湾岸戦争ソマリアへの干渉を経験する中で、
反米主義を思想の中核とするようになっていく。

オサマはこう語っている。「アメリカはアラブで莫大な利益を上げて
いる。アメリカ政府は、その金を使って年間30億ドルもの大金を
イスラエルに送りイスラエルは、その金を使ってパレスチナ人を
殺しているのだ!」それだけを見れば部分的には共感できるものが
あるが、それが「アメリカ人みな殺し宣言」になっては困りまる。
98年2月、オサマは 『ユダヤ人と十字軍に対する聖戦のための
イスラム国際戦線』を結成。全てのアメリカ人を殺害せよとのファトワ
を発した。
ファトワというのは、オーム真理教用語でいえば「ポアせよ」
という宗教的命令にあたる。
しかし彼以上に問題なのが、
彼をキャンプにかくまい、事実上援助を与えているパキスタンだ。

去年の8月クリントンが「適切でない」行為を隠すために、カンダハル
の武装訓練キャンプを爆撃した。後に明らかになったのは、
このキャンプがパキスタンのカシミール侵攻のための訓練施設でも
あったということだ。今や核軍事大国となったパキスタンが、
イスラム原理派を利用しながらアフガン支配やカシミール制圧を
狙っていることは,原理派よりはるかに重大な問題だ。
そして、
そのパキスタンをイラン牽制のために利用し、紛争の種を蒔く
アメリカも、おなじ穴の狢なのかも知れない。
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 G アフガンの今そして未来を考える

今回、アメリカで起きた連続多発テロの背景には長年に渡るアフガン
への侵略や介入といった支配的な考えが背景にあったのかも知れない。

黒幕が誰なのか?!黒幕の存在がハッキリ示されたとはいえない状況
の中での、
「戦争」行為は、ますます彼らの怒りを買うだけだろう。
オサマ・ビン・ラディンという一個人だけでなくタリバンという組織までをも
敵に回してしまえば、イスラム教徒や周辺諸国の反米精神を持った
人たちをも、巻き込みかねない。
そして、その犠牲となるのは何の罪も
ない数多くの一般市民であるコトを、忘れてはいけないと思う。

連続多発テロが起きる前に、暗殺された北部同盟の司令官であった
マスード氏が果たしてアフガンを救える鍵だったのか・・・・・
亡くなってしまった今となっては誰にも解らない事だが少なくとも
予想される最悪のシナリオを書きかえるコトは、できたかも知れない。

テロリストを撲滅するコトは、世界にとっても重要な課題だろう。しかし
アフガンという国の真の再建と未来を支えていくことにも、世界の国々
が協力して、いかなければならない、重要な課題ではないだろうか?

介入も、ゆきすぎると侵略行為になりかねないのかも知れない。
なぜなら
アフガニスタンにも、彼らなりの誇りと歴史と文明。そして
生活(習慣)がある
のだから。1747年カンダハルのパシュートン人
アーマド・シャー・ドゥラニが「パシュトン連合」を結成し、生まれた
アフガン国家としての歴史と誇りを、尊重しなければいけないのでは
ないだろうか?!

世界の国々が、世界の人々が国境も人種も宗教も超え、お互いを
尊重し認め合う心こそが、テロ撲滅のカギであり世界平和の根本なの
かも知れない。
理想と現実は、簡単には結びつかないのかも知れない。
けれど
諦めてしまった時から先に進むコトも、なくなってしまう
のではないだろうか?!

昔「戦争を知らない子供たち」という歌があった。
アフガンの子供や、紛争や内戦が続く国々の子供たちは
「戦争しか知らない子供たち」なんだってコトを
大人たちは、心から
悔いて反省し改めていかなければ、いけないのではないのだろうか?

こんな世の中に生まれてしまった子供たちが、いつか大人になった時
・・・それを考えると、わたしは申し訳ない気持ちになる。
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ゼロに戻すコトは、決して容易なコトではない。けれど、憎しみからは
憎しみしか生まれてこないし結局は、苦しみをさらに創り出し、人の心を
傷付け崩壊してしまうだけなんだってコトを理解してほしいと思う。
傷つけられた心からは、また憎しみや苦しみしか生まれない
と、
わたしは思っている。
被害国であるアメリカの心情も理解できる。・・・・・
正直だからこそ、わたし自身も、その狭間に苦しんでいる部分もある。

テロを起こした人たちも、ある意味では心から自国を愛していたのだロう。
だけどそれは、アメリカの人々の愛国心とは、まったく違ったものだろうと
思う。けれど・・愛は時に暴力を生み出してしまうものなのかも知れない。
アフガンの情勢は依然として流動的で見通しがつかない状況でいる。
長期に渡る干バツが、ますます貧困と飢えを生み出しているというのに。
今アフガンで起きようとしてるコノ「戦争」が更なる悪化にならぬよう願う。


テロリストは、決して許されるものではない。それは、独裁的な政権も
同じことだ。オウム真理教などでも見られたことだが、宗教も教えの
解釈を誤ってしまうと素晴らしい教えもときとして、それは一変して過激な
暴力による支配へと変わってしまう。暴力による支配は人として最低な
行為で、人としての尊厳を無視した行為でもあるのだ。

ビン・ラディン氏が、今回のテロ行為の首謀者だという確たる証拠が確認
できない以上 これまでの経緯を辿ってみても90%は、間違いないように
思うがココではビン・ラディン氏個人について彼が黒幕なのかといった
前提で述べる事は、控えたいと思う。けれど
タリバンたちが、いまアフガン
において宗教の名の元に罪のない市民たちを虐殺や、処刑していると
いう、確固たる事実には、決して目を背けてはいけないと思っている。

もしも本当にアフガニスタンという美しい、この国からテロリストや
弾圧政権を繰り広げてる悪を無くす事ができるのであれば、難民たちを
安全地域へと移動させれるのであれば守るため戦うコトも、今のアフガン
にとっては究極の選択しの1つなのかも知れない。
人間は人を傷付けた
瞬間から、人の心を忘れた悪魔になってしまってるのかも知れない。

そして、マスードたちがタリバンと同じ道を辿らなかったのは、彼らの
心に自らの国は自らが守る!そんな強い意志があったからかも・・・・・
20年以上に渡る戦争にも決して負けない程の
「アフガニスタンの再建」に対する強い意志が。

今回の一連のテロ行為の真の首謀者たちが明らかになった折には、
それなりの制裁をしなくてはいけないだろう。しかし、
もうヒトツ大事な
コトは周辺国や他国が身勝手な干渉を慎み、アフガン国民の自主的・
平和的な再建を助ける事では、ないだろうか。
今回のアメリカでの
連続多発テロという卑劣な行為に対する気持ちとは別に、わたしは
今のアフガンそして、これからのアフガンの未来を見詰める気持ちも
持ち合わせて、この一連の出来事を
自分なりに考え模索し続けていきたい。
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